私の治療について〜内分泌療法〜

乳がん

こんにちは、初めまして。SAKURAと申します。私は左胸全摘出手術・抗がん剤(FEC療法・ドセタキセル)治療を行い、現在はHER2タンパクが標的の投薬と内分泌療法を行っています。

2022年の冬、当時33歳で左乳頭から突如出血し、検査をすることになりました。結果は、両胸に良性腫瘍が見つかり、経過観察となりました。その翌年、定期検診で左胸の良性腫瘍が乳がんに変異してました。(ステージⅡA)

私の体験談が、少しでも多くの方の希望につながればと願い、このブログを綴っていきます。

心で感じたことをそのまま伝えていきます。

どうぞ、ごゆっくりしていってください。

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24年3月13日からスタート~内分泌療法~

今までのように点滴なので時間拘束!というわけではなく、お薬の服用をしていくだけなのでとっても簡単です。

どんなお薬なんだろう? ノルバックス®︎錠とは?

服用方法とそのスケジュールはどのようなのでしょうか?

副作用はあるのでしょうか?

進行・再発乳がんにも有効なのでしょうか?

などなど、わからないことがたくさんありましたので、コレらの事についてまとめていこうと思います。

内分泌療法とはどんな治療法?

この治療法は、女性ホルモン(エストロゲン)の作用を抑制することで、がんの増殖を抑える治療法になります。私のがんのタイプは「ホルモン感受性乳がん」でしたので、この治療を行うこととなりました。

乳がんの割合としては、全体の7〜8割の方が該当するそうで、母に聞いてみたところ、同じ治療を行なっていたそうです。

副作用は比較的少なく体への負担がないのが特徴です。(とてもありがたいです。)

術後に用いられることが大半で、長期間治療を続けることで、再発を予防する効果が期待できるようです。

ノルバックス®︎錠(タモキシフェン錠)とは?

乳がんの内分泌療法に広く使われている「抗エストロゲン剤」のお薬です。 エストロゲンとがん細胞が結合することで増殖してしまいます。なので、エストロゲンより先回りしてがん細胞に結合し、増殖を抑える働きがあります。

私が処方されているのはタモキシフェンというお薬なのですが、作用は同じです。

投与方法とそのスケジュールについて

一日1回。朝、食後に2錠服用するだけです。

飲み忘れてしまった場合には?

気がついた時に、できるだけ早く服用してください。ただし、次の服用時間が迫っている場合は1回分先延ばしにして、次の通常の服用時間に1回分を服用します。

絶対に、2回分を一度に服用しないでくださいね。

私の場合は処方されたのが朝だったのですが、夜だったり、お昼だったり主治医によってまちまちだそうです。要は、1日1回服用すれば良いってことですね。

気になる服用期間は・・・

なんと10年が推奨されています。今までは5年間継続して服用することが一般的でした。しかし、近年の研究で5年以上経過された方でも再発リスクが懸念されてることがわかっており、再発を防ぐために服用期間が長期に進められるようになりました。

しかし、あくまで推奨ではあるので、副作用などの害と再発リスクのバランスは主治医と相談していくべきだと思います。

副作用とその対策

比較的に頻度が高い副作用として挙げられるのが、無月経や月経以上などの婦人系症状と吐き気や嘔吐、食欲不振といった消化器症状があります。個人的な感想としては、副作用はあまり感じません。生理はすでに11月頃に止まってしまっていました。強いていうなら、「軟便」で、下痢になりやすくなりました。元々、便秘気味だったので±0の気持ちです。

また、このお薬の服用期間中の妊娠は催奇形の可能性がありますため、子供はあまり望めません。そもそも薬物療法は全身の治療ですからね。幸い、治療が終わった後でも45歳なので、ギリギリ希望を残して、今は治療に専念すると決めています。

進行・再発乳がんにも有効なのでしょうか?

ノルバデックス®(タモキシフェン)は、ホルモン受容体陽性の進行・再発乳がんの治療に使用される薬剤です。進行・再発乳がんがホルモン受容体陽性の場合であれば、この薬剤は乳がんの再発や進行を抑える効果があります。

乳がんの治療において重要な役割を果たします。副作用や他の薬剤との相互作用などに注意が必要なため、医師の指示に従って適切に使用することが重要です。

最後に

来年には治療も落ち着き、定期的な検診に移行していくと思います。このお薬とは長期的にお付き合いしていきます。焦らず、不安がらず、ゆっくりと、スケジュール通りに治療を進めていきます。

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